2015年02月22日

第49回スーパーボウルが面白かったのでNFLのことなど・・・(後編)

(本稿は、「第49回スーパーボウルが面白かったのでNFLのことなど・・・(前編)」(⇒http://yasuo2.seesaa.net/article/414452094.html)からの続きです。)

そして、改めて、今年のスーパーボウルはとても面白かった。

NFLのシーズンのレギュレーションを簡単に記しておくと、9月の第1週にレギュラーシーズンがスタートしてから、12月いっぱいにかけて、各チームは基本的に毎週1試合ずつを消化していく。
全17週のうち、1週間は各チーム試合がない週があり、各チームそれぞれ16試合を戦う。
レギュラーシーズンが終了すると、1月からはプレーオフが始まる。
プレーオフに出場できるのは、AFC、NFCともにそれぞれ6チームずつ。
AFC、NFCはそれぞれ16チームずつ、計32チーム存在するのだが、各カンファレンスはそれぞれ4地区(東、西、北、南地区)に4チームずつ分かれている。
それぞれの地区優勝チームと、それに加えて各カンファレンス毎に地区優勝チームを除いた12チームの中で勝率が上位の2チームがワイルドカードとしてプレーオフに進出する。

プレーオフでは、勝率に応じてトーナメントが決められ、AFC、NFCそれぞれのカンファレンスのプレーオフを勝ち抜いたチームが、カンファレンスチャンピオンとなる。
スーパーボウルはNFLのシーズンナンバーワンを決める試合だが、ここに出場するのは、NFLの2つのカンファレンス、AFCとNFCのそれぞれのチャンピオンチームである。
カンファレンスチャンピオンとなったチームが、ようやくスーパーボウルに出場できるわけだ。

今年2015年の第49回スーパーボウルの対戦カードはAFCのチャンピオン「ニューイングランド・ペイトリオッツ」とNFCのチャンピオン「シアトル・シーホークス」。
それぞれのチームのスーパーボウルに進出する決定戦でもあるカンファレンスチャンピオンシップの内容は対象的であった。

NFCのチャンピオンシップでは、グリーンベイ・パッカーズに第4Q終盤までリードされながら、最終的にオーバータイムに持ち込んだシーホークスが、劇的な勝利を飾った。
通常であればパッカーズ勝利の流れであった試合で、シーホークスの試合終盤のプレーぶりは神懸かり的ですらあった。
対して、AFCのチャンピオンシップではインディアナポリス・コルツに対して、序盤からペイトリオッツのオフェンスが火を噴き、最終的には45−7と圧勝。

第49回スーパーボウルへ進出した両チームは、このような対照的な勝ち上がり方でスーパーボウル進出を決めたわけである。

また、チームの特徴も対照的である。
シーホークスは、前回の第48回スーパーボウルを制覇したディフェンディングチャンピオン。
CBリチャード・シャーマンを始めNFL屈指の守備陣と、モバイルQBラッセル・ウィルソンやRBマショーン・リンチを擁しランを主体としたオフェンスで、ロースコアゲームをモノにするのが勝ちパターンである。
またQBラッセル・ウィルソンがNFL3年目、CBリチャード・シャーマンごNFL4年目と、若い選手が中心のチームでもある。
対して、ペイトリオッツは、QBトム・ブレイディを中心とした、オフェンス力が売りのチームである。
特にブレイディからTEグロウンカウスキーやWRエデルマンへのパス攻撃は破壊力抜群である。
若い選手もいるが、37歳のトム・ブレイディの圧倒的経験値が、大きな武器の一つある。

このようにチームカラーも対照的な両チームの対戦は、期待を大きく上回る、白熱した好ゲームであった。

第1Qは両チームとも無得点に終わり、スコアが動いたのは第2Q。
ペイトリオッツがブレイディのTDパスで先制すると、シーホークスがリンチのTDランで返す。
再びペイトリオッツがブレイディからTEグロウンカウスキーへのTDパスで勝ち越すも、シーホークスもウィルソンのTDパスで再び同点に追いつく。
第2Qを終了して14−14の同点。
第3Qに入るとシーホークスが流れをつかむ。
この試合、ラッキーボーイ的な活躍を見せたWRマシューズが、最初のドライブで45ヤードのロングレシーブを決め、キッカーのハウシュカの27ヤードFGへとつなげて17ー14とこの試合で初めてのリードを奪う。さらにシーホークスは直後の守備で、LBワグナーが、ブレイディのパスをインターセプト。その後、更にシーホークスがQBウィルソンからWRダグ・ボールドウィンへの3ヤードTDパスで、24ー14と点差を広げた。

第4Qに入り反撃したいペイトリオッツだが、残り約12分からのオフェンスで、ブレイディがいきなりQBサックを喫して大きく陣地をロス。
しかしブレイディは3rdダウン残り14ヤードからWRエデルマンへ21ヤードパスを通してファーストダウン更新し攻撃を繋げると、続く攻撃の3rdダウン残り8ヤードでもエデルマンへ21ヤードパスを通す。最後はWRアメンドーラへ4ヤードTDパスを決めて24ー21と点差を縮める。
これで流れを引き寄せたペイトリオッツは、次のディフェンスでシーホークスをあっさりパントに追い込むと、直後のオフェンスでブレイディが次々とパスをヒット。
そして試合の残り時間2分6秒で、QBブレイディからWRエデルマンへのTDパスが決まり、ついに28−24と逆転。
これで、決着かと思われたが、その後シーホークスの攻撃陣が、ペイトリオッツ陣深くへ迫り、勝敗は最後の最後までわからない。
シーホークスがエンドゾーンまで残り数ヤードのところまで進み、残り時間が少なく、TDで逆転勝利というシチュエーションになった。
残り時間26秒でシーホークスのQBラッセル・ウィルソンがペイトリオッツ陣のエンドゾーンに投げたパスが、なんとペイトリオッツのセイフティのバトラーにインターセプトされた。
残り時間をペイトリオッツがボールキープして大熱戦に終止符が打たれた。
ペイトリオッツのバトラーがインターセプトしていなければ、おそらくシーホークスのTDパスが成功しておりシーホークスのスーパーボウル連覇となっていたであろう。
紙一重のところで、ペイトリオッツが10年ぶり4回目のスーパーボウル覇者となった。
QBブレイディも10年ぶり4回目のスーパーボウル制覇となり、3度目のスーパーボウルMVPに輝いた。

アメフトはスコアによっては最後まで逆転の可能性があるスポーツではあるが、本当の最後の数十秒まで勝敗がわからないゲームは珍しい。
そういう滅多に観ることができない大熱戦を、スーパーボウルの舞台で観れたのである。

これだからNFL観戦はとても楽しい。
とにかく、来シーズンも、可能な限りNFLを観戦したいものである。

と、思わず興奮してしまい、長文かつ駄文をつらつらと書いてしまった。
とはいえ、第49回スーパーボウルの素晴らしさも、NFLの魅力も、まだまだ到底伝えきれたとは思えない。

結局、何が言いたいかというと、「スポーツ好きならば、一度はNFLを観てみて!」ということである。
いや、もっと言うと「一度と言わず二度三度、NFLを観てみて!」ということである。

(おわり)

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posted by 太田 泰男 at 06:11 | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第49回スーパーボウルが面白かったのでNFLのことなど・・・(前編)

だいぶ時間が経ってしまったが、今年2015年の第49回スーパーボウルを観戦することができた。

スーパーボウルと言えば、改めて語るまでもないが、NFLの年間チャンピオンを決めるシーズンの集大成ゲームである。
そしてNFLだけにとどまらず、アメリカの全スポーツ中継の中で、最も視聴率が高いゲームである。
もっといえば、世界で最も多くの人間が観戦するスポーツでもあるという。

そんなスーパーボウルだが、今年2015年の第49回スーパーボウル「ニューイングランド・ペイトリオッツvsシアトル・シーホークス」の試合が、とても面白かった。
2014/2015シーズンは、シーズンを通してがっつりNFLを観戦してきたが、それを締めくくるスーパーボウルがとても面白かったので、思わずこの記事を書いてしまった。

スーパーボウルの話の前に、私がNFLを好きになったきっかけなどを、ざっくりと書いてみる。
そもそも、私は、基本的にスポーツが大好きである。
野球やサッカー、バスケットボール(NBA)、テニス、ハンドボール、スキージャンプ、アルペンスキー(特に滑降)など、良く言えば幅広く、悪く言えば節操無く、多くの種類のスポーツが好きである。
また、オリンピック期間中は、普段観ないようなスポーツも観たりする。
このように多様なスポーツを観戦して来たが、競技性だけで考えたら、現時点で最も観戦が好きなスポーツがNFLである(アメフトというより、あくまでNFLである)。

スポーツ観戦の多くは、スポーツの種類に限らず、どちらかを応援する状態で観戦した方が面白いであろうし、逆に対戦チームのどちらにも思い入れがないときは、それほど興味を持てなかったりする傾向がある。
だが、NFLに関しては、私的にはそれが当てはまらない。
現在、NFLには一部を除いてそれほど思い入れのあるチームもプレーヤーもいない。
それでもNFLの試合は、序盤から大差が付いてしまうゲームを除いて、観ていて面白いのである。
もちろん、コアなNFLファンやアメフトファンに比べたら、知識も観るポイントもまだまだである。
だが、そもそもアメフト、NFLは、ある程度ルールが解れば、観ていてとても面白いスポーツであると思う。

私がNFLを好きになるきっかけになったのは、10年以上前の学生の頃に遡る。
その時NFLの試合を観ることができたのは、日本テレビ(4チャンネル)が、録画で編集された試合とはいえ、深夜に地上波で放送してくれていたからである。
おそらく、日本人にとってアメリカンフットボールはあまり縁のないスポーツであると思う。
部活動などでアメリカンフットボール部に所属していない限り、なかなか触れる機会がないであろうし、ましてやNFLは、過去から現在に至るまで、その舞台に立てた日本人プレーヤーは一人もいない。
その縁遠さからルールが解らず、ルールが解らないためなんとなくルールが複雑であると思われがちであり、せいぜい「激しいスポーツ」という認識しかない人が大部分であろうと思う。
だが、アメリカンフットボールのルールは、それほど複雑ではない。
もちろん、細かいルールを知ろうとすると複雑であるが、試合を観戦する上で押さえておくルールは、それほど多くはないと思う。
そして、ルールを知るには、実際にテレビで試合を観ることが一番の近道である。逆に試合を観ないと、いくら文章でルールを説明しても、理解することが難しいと思うので、敢えて本稿ではルールについては書かない。
私も、当時地上波で放送してくれていた日本テレビのNFLの放送を観て、だいたいのルールが解った。
最初は激しいフィジカルコンタクトにとてつもないスピードとパワー、QBのスリリングなパスやWRのナイスキャッチ、RBの圧倒的な瞬発力によって、視覚的に引き込まれた。
試合を数試合観ていくうちに、解説の方の丁寧な説明もあって、緻密な戦略に基づいた、繊細で知的な一面を持つスポーツであるということが解ってきて、より好きになった。

だが、残念ながら、その後日本テレビはスーパーボウル以外、地上波でNFLの試合を放送しなくなってしまった。
NHKBSなどではもちろん何試合も放送していたようだが、当時私はBSを視聴できる環境になく、NFLの試合を観る機会が削がれてしまった。
地上波放送が無くなったのは、日本における視聴率の低さや、高額な放映権の兼ね合いで仕方ないのであろう。
だが、1人のNFL好きの視聴者としては、くだらないクソ番組を垂れ流すくらいなら、NFLの試合を放送しろよ!と願うのである。
まあ、私ごときの願いが通じるはずもなく、地上波でのNFL観戦は今後も絶望的である。

ということで、NFLの試合をなかなか観れずにいたが、つい先日終了した2014/2015シーズンは、BSを観る環境も整い、かなり久々に、がっつりとNFLの試合を観ることができた。
そして、当時日本テレビでNFLを見始めた頃以上に、ますますNFLの魅力にはまってしまった。

シーズンを通してNFLの試合を観ていると、だんだんとプレーヤーの名前を覚えてくるものだ。

以前から知っており、今やリビングレジェンド、「生ける伝説」となっているQBのペイトン・マニングやトム・ブレイディ。以前から有名なベン・ロスリスバーガーはもちろん、昨シーズンのスーパーボウル覇者のシーホークスのモバイルQBラッセル・ウィルソンや、近年のNFLナンバーワンではナンバーワンのスタッツを残しているQBアーロン・ロジャースなどなど。
2014/2015シーズンのリーディングラッシャーであるRBデマルコ・マレーやスティーラーズのRBベル、シーホークスのランオフェンスの要、「ビースト」の異名を持つRBマショーン・リンチなどなど。
またパス攻撃のキーマンであるレシーバーについても、リーディングレシーバーであるスティーラーズのWRアントニオ・ブラウンやブロンコスのエースレシーバーであるWRデマリアス・トーマス、TEにしてペイトリオッツのエースレシーバーであるグロウンカウスキーなどなど。

そのうち、ディフェンスの選手の名前も覚えるようになってきた。
テキサンズのDEであるJ・J・ワットや、パッカーズのLBクレイ・マシューズ、レイブンズのLBテレル・サッグス、昨シーズンのスーパーボウル覇者であるシーホークスのCBリチャード・シャーマンなどなど。

レギュラーシーズンからプレーオフに至るまで、NHKのBS1で放送しているゲームについては大部分を観てきた。
NFLに興味を持った10年以上前から活躍しているペイトン・マニングやトム・ブレイディ、やはり以前から活躍しているベン・ロスリスバーガーのような馴染みのある選手には思い入れしがちであるが、それ以外は結構フラットに観てきた。

そんなこんなで楽しみの幅を広げているなかで、今年2015年の第49回スーパーボウルをむかえたわけである。

※あまりにも長い記事になったので、前編と後編の二回に分けます。

(「第49回スーパーボウルが面白かったのでNFLのことなど・・・(後編)」(リンク追記⇒http://yasuo2.seesaa.net/article/414456139.html)へ続く)

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posted by 太田 泰男 at 02:58 | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月18日

祝 ソチ五輪 ジャンプ団体 銅メダル

深夜〜早朝にかけて、ソチ五輪のジャンプ団体を観た。

日本の四人、清水、竹内、伊東、葛西の四選手が、それぞれ現時点でのベストを尽くして銅メダル。

日本は直近のW杯や世界選手権、五輪ではずっと五位〜六位だった。
その中での銅メダル。
コンディションが良かったのは清水くらいで、他の三人は怪我や病気を抱えていた。
その中での銅メダル。

今回の五輪のメンバーの伊東は、長野五輪のジャンプ陣の活躍を観て、野球を続けるかジャンプを続けるかの選択で、ジャンプを選らんだそうだ。

今回のソチ五輪のジャンプ陣の活躍を観て、また何年後かの五輪に、有望な選手が出てくる可能性が高まった。

個人の銀メダルで泣かなかった葛西が泣いた銅メダル。
その銅メダル獲得の瞬間が観れた、とても興奮し、幸せな気分になった早朝であった。

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